郷土料理「鉢台料理」の復活
ホテルめおとでは、昔、佐渡島内の冠婚葬祭では必ず出されていた「鉢台料理」を2007年に復活させました。
鉢台料理とは、漆塗りの木製の御膳台に、北前船で佐渡に運ばれてきた「古伊万里」皿をのせ、そこに郷土料理である「煮しめ(煮物)」や「おしんこ(佐渡の団子菓子)」など、一皿に一品を盛り付けた料理です。
鉢台料理は大皿料理で、冠婚葬祭や祭り事などの人が集まる時に作られていましたが、とても時間と手間のかかる料理でもあるため、時代とともに、作る家庭もなくなってきました。佐渡ならではの郷土料理を受け継いでいきたいという想いと、それができるのは御膳台や昔からの大皿が残る「めおと」しかないという現状から、「鉢台料理」を復活させることにしました。